毎月恒例の組合行事でした。

前日から結構頑張って荷物を作りました。さらに個人目録を数人に送付して準備万端。
倉庫に寄って少し荷物を足して、会館に向かいます。

荷物を降ろして出品作業をしていると、四国各県からお客様のご来場です。
僕の出品物を買ってくれそうな人に少しセールストークをしましたが、皆さん説明するまでもなくご存知でした。
持ってきた甲斐が有りますね。

話は変わりますが、今回の交換会では、出品はしないけど良い物を見せてくれるというR書房さんと、凄く良い買取をしたらしいT書房さんが何か見せてくれるとの事。
まずはT書房さんが満州、ハルピン、旅順、朝鮮、台湾などの凄く珍しい戦前や戦中の絵葉書や、台湾や朝鮮の総督府が発行した地図、空襲前の区割り付き地図、鉄道会社や船舶会社の発行した鳥瞰図付きパンフレットなどを見せてくれました。
僕も古本屋の端くれなので、これが凄い物なのはわかります。
組合長さんや他の古書店主人も大興奮。まさにお宝と言うに相応しい品々です。

続いてR書房さんが木版画や和本を見せてくれました。
初摺りに近い木版画の見分け方、和本の印刷や版画の見方などを教えて頂きつつ、ゴニョゴニョ万円もする物をいくつか見せて頂きました。
こちらはただただ溜息が出るばかり。めくるめく古典籍の世界を垣間見る事が出来ました。

さて、そんな事をしていると入札も終わって開札時間です。
かなり力の入った入札が多く、今回はなかなかの売上となりました。
皆様お買い上げありがとうございました。

最近の香川古書交換会はAmazon向けから古書まで幅広いラインナップで良い感じです。
この調子を維持できるように頑張ろっと。