久しぶりに他県の古書交換会に行ってきました。

古書組合に加入した当初は、月２～６回ほど大阪、兵庫、名古屋、岡山などに通っておりました。
何故そこまで頻繁に通ったかと言えば、販売する商品が不足していたからです。

最近はありがたい事に良いお客様に恵まれ、自店で販売する物には困っておりません。
今年になってからは香川古書組合の交換会に出品する程度で、業者市で買う事は一切有りませんでした。

さて、そんな中で何故行ったかと言えば、気分転換と市場視察ですね。
最近ずっと商品の整理→買取→整理→買取の無限ループだったので、少しお出かけしたかった（笑）のがひとつ。
もう一つは相場調査です。

基本的な相場は全ジャンル把握していますが、細々動く所が結構あるのです。
一例を挙げますと時代モノの文庫本で佐伯泰英さんの作品。ちょっと前までは結構な値段で業者間取引されていたのですが、今は見る影もなし。ミステリーの東野圭吾さんや内田康夫さんも同じく。
マンガで言えば尾田栄一郎さんのONE PIECEなんかも下がり気味ですね。少し前まではどこの古書店でも1冊250円や300円で買われていましたが、供給が増えすぎて値崩れしています。

いずれも人気のある物なので回転は早く、最新作なら高額買取りになっています。
当店でも出した翌日に売れるような物なので、それなりのお値段で買取はしております。
ただし、一時ほどの枯渇感は無いという感じですかね。

かなり具体的なタイトルが出ていますが、何故言えるかといえばですね・・・自分が持って行って、思ったほどの値段で売れなかったからです（笑）
というわけで！上記作家さんの古めの作品はお早めにお売り下さい。売るのが遅れればそれだけ安くなります。

さて、市場のお話と行きたい所ですが、前置きが長くなりすぎたので続きは次回で。