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2017年08月12日 | 更新日:2017年09月10日

中国美術の本・中国陶器の図録の買取お任せ下さい

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中国美術、中国陶器、東洋陶磁などの図録が入荷しました。

ハシビロ屋では美術書や図録の買取歓迎ですが、今回の物は大阪の業者市で落札してきました。

 

中国関連の書籍や図録は、10年ほど前から人気が上がっています。

国が豊かになれば文化や歴史が欲しくなるのは、我々日本人もバブルで経験済みです。

 

陶磁器、やきものは中国美術の象徴のひとつ。

しかし戦争や交易で中国の美術品や書物は世界中に散逸しています。

自国で作り出したぶん、求める気持ちは一層強いかもしれません。

 

特に陶磁器、やきものは中国の歴史といっても過言ではないくらいの物です。

軽くご紹介しますね。詳しい方は読み飛ばして下さい。

 

中国陶磁の歴史

 

中国のやきものの歴史は1万年以上前にさかのぼります。

新石器時代の仰韶文化の頃には彩陶(彩色された土器)や紅陶(煮炊き食事など日常使いの土器)が作られ、広く普及していたと言われています。

 

実在が確認されている殷王朝の頃(紀元前1046年~)には原始青磁とも呼ばれる灰釉陶器が作られ、秦の始皇帝の時代には有名な兵馬俑、三国時代には青磁が盛んとなり、南北朝時代には鮮やかな三彩がうまれ、随の時代には白磁が生まれました。

 

南宋時代には官窯(宮廷直属の窯)が設置されて中国の陶芸文化は最盛期を迎えます。

青磁の龍泉窯、天目茶碗の吉州窯、青白磁の景徳鎮窯など、日本でも聞いた事の有る有名な窯ができたのも南宋時代の頃です。

 

基本的な技術が揃った時代以降の中国陶器は世界各国に輸出され、ある地方ではお手本となり、ある地方では王族や豪族のコレクションとなり、ある地方では通貨のような役割も果たしたそうです。

余談ですが、日本でも戦時中に陶器の硬貨が検討された事が有るそうですよ。

 

そこから明末清初(だいたい西暦1600年ごろ)あたりから民窯(民間の窯)が徐々に勢力を伸ばし、輸出先の嗜好を取り入れた作品作りがされるようになります。

 

官窯では出来なかった自由な作風が生まれたのもこの頃から。

五彩、金襴手、芙蓉手など、色鮮やかな手法を自由に組み合わせて、様々な作品が作られました。

そしてその流れは西欧列強が清に侵略を開始するまで続きます。

 

チャイナ=磁器

 

チャイナと言えば中国と思われるかもしれませんが、実は英語の普通名詞では磁器を意味します。

例えばボーン・チャイナとは、中国で作られたのではなく、ボーン(骨)を混ぜた磁器という意味です。

白色粘土の入手が難しかったイギリスで、18世紀ごろに発明された手法ですね。

 

先に述べた通り中国陶磁の歴史は長く、陶磁器の歴史は中国とともに有ると言っても過言ではありません。(というか事実です)

 

シルクロードを渡り、あるいは決死の航海を経て、中国からやってくる美しい陶磁器を見たイギリス人にとって、中国を意味するチャイナは、陶磁器の代名詞であり、時を経て普通名詞として使われるまでになったのでしょうか。

言語は歴史と共に有ると実感させられます。

 

中国陶器に魅せられる各国

 

美しい中国の陶磁器は世界各国の王族、貴族、豪族も魅了しました。

日本の大名も熱心に集めており、最近話題になった曜変天目茶碗などの茶器が珍重された事は、一般の方にも有名ではないでしょうか。

現代でも大英博物館や、日本の大阪市立東洋陶磁美術館始めとする各地の美術館で、当時の名品を見る事ができます。

 

日本は中国と近い事もあり、輸出用の当地に合わせた陶磁器の他に、中国国内向けの良品が多数残っています。

収集して保管する事にかけては、日本はアジアで文句なしのナンバーワンです。

お近くの美術館にも銘品、良品が有ると思いますので、お立ち寄りの際にはじっくりご覧になってください。

世界に広がる磁器の技術

 

茶器と言えば今でこそ有名なマイセンやウェッジウッドやロイヤルコペンハーゲンも、元は中国陶磁の模倣が出発点です。

マイセンは1702年、ロイヤルコペンハーゲンは1775年がはじまりです。

中国が磁器を作り出したのは後漢時代(西暦25~220年)あたりと言われていますので、ヨーロッパと比較してかなり先行しているのがわかると思います。

 

もちろん、日本の陶芸も中国から伝来しました。

元々は土器からはじまり、須恵器を経て、鎌倉時代にあたりに誰かが中国から技術を持ち帰り磁器の生産が開始されたという説が現在有力です。

その後、秀吉が朝鮮から連れてきた陶工の力も有り主に西日本で藩窯が盛んになります。

そして現代、日本の陶芸は世界で多数の愛好家を抱える一大ジャンルとなりました。

 

中国でうまれたものを、日本が独自のアレンジをするのは両国のよくあるパターンですね。

双方が世界に通用する事も多い、不思議な関係の両国です。

 

 

中国の美術書・陶芸図録などの買取お任せ下さい

 

 

今回は近代資料会という、大阪で年に一度有る特別市でした。

当店が買取を頑張っている中国の美術書や図録がいくつか出ていたので、挑戦してみました。

結果、いくつかの商品で美術書専門店に競り勝つ事ができました。

 

大阪では美術や陶芸の本を専門として扱う古書店がたくさん有ります。

そして特別市なので、全国から色々な古本屋、古書店が集まっています。

その中で落札できたという事は、僕のつける値段の正しさが証明されたような気がして嬉しいです。

 

ただし、買取価格だけが正しくても古本屋は務まりません。

価格がわかるのは当然として、もっと頑張っていこうと思います。

 

これからも日々勉強して、お片付けやコレクション整理などでお力になれるように頑張ります。

中国美術の本の買取依頼はお気にご相談くださいね。

 

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