最近は香川以外の古書市場に行く事は無かったのですが、他県の様子も見てみようと思い、行ってきました。

今年はお客様からの買取がかなり多く、それだけで物量は十分でしたので、市場から足が遠のいていました。
価格傾向や市場動向は、色々な人のお話や、業界紙に掲載される価格表などで把握はしていますが、たまには現場を見ないと色々忘れます。
僕らにとって、お客様からの買取と同じく、業者間の市場も大事な現場なので、自分の目で見ておかねばなりません。

さて、朝起きて梱包発送を済ませて車で出発。
1日目は兵庫古書会館へ。1時間半程度の道のりです。

大した距離では無いのですが、何か有ってからでは遅いので、休憩を挟みます。
疲れていなくても、運転中は1時間毎の休憩を取るように心がけています。
車を運転しはじめてから、地球何周分走ったかはもうあまり覚えていませんが、大きな事故も無くやってこれた一因は休憩だと思っています。

兵庫古書会館には11時過ぎに到着。香川のSさんと愛媛のTさんが来ていました。
こんにちはとご挨拶した後、物を見て欲しい物に欲しい値段（ここポイント）で入札します。

大体の入札が終わり、洋食あさひへお昼ごはんを食べに向かいます。
あさひは、ご主人の体調が優れず長い間休業していましたが、少し前から再開したそうで。
とてもおいしいので、末永く続けて欲しいです。

お昼ごはんが終わり、会館に戻るとそろそろ開札時間です。
そして結果は・・・ボウズ（笑）
何も落札出来ませんでした。

欲しい物を欲しい値段で買わせてくれるほど、古書市場は甘くない訳です。
そして、物が良いとみんな過熱気味になるので、お値段は釣り上がります。
どう見ても売値を超えるくらいのお値段が入ってしまうのも古書市場の面白い所。
とは言え、各店には独自のルートも有るので、採算割れに見えても大儲けしているお店も有ったりします。

何を言おうが、買えなければ古書市場では負け犬の遠吠えです。
また一つ勉強になったと思い、日々精進します。

夜は大阪に移動して同業者と忘年会です。街を飲み歩きでブラブラと。
安くておいしいお店がたくさん有るのが大阪の良い所。食いしん坊の店主にはたまりません。

いささか食べ過ぎて1日目終了。明日はボウズにならないようにしようと決意して就寝です。