2021年01月06日 | 更新日:2021年02月09日
PiOやポプコムなど古いパソコン雑誌買取
香川県東かがわ市のお客様より古いパソコン雑誌を買取させていただきました。
PiO、ポプコム、コンプティーク、PCマガジンなど、知っている方にとっては懐かしの雑誌たち。
人気のある1980年代のゲーム特集が多く良い感じです。
このあたりの雑誌はコレクターの方が探しているのはもちろん、デザイナーやクリエイターの方が資料としても求めています。
構成やデザインなど、今とは違う空気の中で作られていますので、温故知新として参考にするそうです。
余談になりますがこの1980年代というのは、雑誌買取では鍵となる年代だったりします。
ちょっと寄り道ですが書いてみます。
パソコンやゲームの雑誌は1990年代に大量に発行されています。
パソコンであればウィンドウズが普及しはじめた頃、家庭用ゲームはスーパーファミコンが大ブームを起こした頃が1990年代です。
また、1990年代は他ジャンルの雑誌も大量に作られていて、いわゆる雑誌黄金時代だったりします。
文芸や専門書を作っている部署を尻目に、雑誌編集者が肩で風を切って歩いていた時代ですね。
大量に作られたという事は、世の中に大量に有るという事ですから、古書的にはお値段がつきにくかったりします。
もちろんマニアックなジャンル(例 PCエンジン等マイナーハード)やピンポイント(例 有名になる前の芸能人が掲載)で高い物はあるのですが、傾向としては難しめ。
ではどんな雑誌が高価買取なの?と思われるかもしれませんが、答えは最初に出てきた1980年代以前です。
あまり数が残っていない、発行部数も少ない、デジタル化されにくいなど、欲しい人数と比較して読めるものが少ないので、お値段がつきやすくなっています。
その中でもゲーム、パソコンは、比較的高価買取のものが多いジャンルとなっています。
人気が有れば再版されやすい単行本とは異なり、雑誌は基本的に一期一会です。
掃除の時に真っ先に捨てられがちなのですが、これは珍しい、古いかもしれないと思ったら一度お問い合わせくださいね。
松本伊代さん表紙のコンプティーク月刊化創刊号です。
コンプティークはパソコンゲーム雑誌ですが、特集はファミリーコンピューターを100ページです。
紹介記事や攻略記事満載でレトロゲーム好きの方に現代でも人気が有ります。
こちらはボコスカウォーズの攻略記事ですね。
アスキーのソフトウェアコンテストでグランプリを受賞してPC88やMSXで発売され、ファミコンにも移植されました。
紹介記事にはアドベンチャーとRPGと書かれていますが、要素てんこ盛りのためジャンル分けは難しいです。
アクション、パズル、ついでに運ゲー要素も有り。
現在のジャンル分けをするとシミュレーションRPGが一番近いでしょうか。
剣と魔法の中世風SRPGという、ある意味後のファイアーエムブレムの元祖と言えるかもしれません。
味のあるゲームなのは保証しますので、興味のある方はバーチャルコンソールよりどうぞ。
当時のゲーム広告も古い雑誌の魅力。
今は亡きハドソンが元気だったころの看板ゲーム、ボンバーマンとバイナリィランドの広告ですね。
レトロゲームコレクターが喜ぶのはもちろんの事、広告クリエイターが参考にする事もあるそうです。
ちなみに、なぜパソコン雑誌にファミコンソフトの広告が掲載されているか?と言えば、この時代はまだ家庭用ゲーム機の雑誌が少なかったからです。
最古の家庭用ゲーム雑誌Beepが創刊されたのが1984年7月。しかしほぼマニアしか読んでません。
ファミリーコンピューターMagazineが創刊されたのが1985年7月。
ファミコン通信がログインより分離して刊行されたのが1986年6月。
まだパソコンと家庭用ゲームのどちらが流行するか?わかっていなかった時代でした。
もう1冊ご紹介
こちらはポプコム別冊プログラムマガジンです。
その名の通り、プログラムが多数掲載された雑誌で、こちらはFM音源の特集号となっています。
FM音源は懐かしき手打ちコードです。
内容はこんな感じ。
雑誌ですのでコピペはもちろん出来ません。
これをポチポチと手打ちするのが古きパソコンヲタクの嗜みだったそうです。
目を皿のようにして打ち込んでみたら、記事自体が間違っている事もあるという、おおらかな時代。
数時間が無駄になる事もあったそうですが、今なら大炎上でしょうね(笑)
この時代のパソコン雑誌をお持ちなら、Beepやテクノポリスやプログラムポシェットも有るはずなのですが、残念ながらこれ以上は無いとの事。
恐らく捨ててしまったのだろうとの事です。
古いパソコン雑誌はお値段がつく物も多いのですが、まだまだ捨てられている状況です。
ファミコンなら「ちょっとレアかも?」と思う方もいるみたいなのですが、PC88やMSXの雑誌はわからないので捨てるみたいです。
何でも鑑定団などでレトロな家庭用ゲームが高額取引されている事は周知されつつ有りますが、パソコンはまだまだマニア向けと思われているかもしれません。
しかし、必要とされる方が居てお値段がつく物はいっぱい有るのです。
ハシビロ屋では古い雑誌の買取も大歓迎です。
パソコン、ゲーム、芸能やサブカルチャー関連などがいいところ多めですが、80年代以前なら良い物多いです。
大掃除で古い雑誌が出てきた時には当店にお問い合わせくださいね。
工学社 PiO(ピオ)
小学館 ポプコム
別冊ポプコム プログラムマガジン
角川書店 月刊コンプティーク
電波新聞社 マイコンBASICマガジン(ベーマガ)
新紀元社 PCマガジン
技術評論社 The BASIC
アスキー 月刊ログイン
上記タイトルは高価買取できる物も有ります。また、他にもたくさんの良い雑誌があります。
別冊、増刊などは高評価。創刊号や美品も求めているコレクターが多数います。
捨てる前にぜひお問い合わせくださいね。
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