新泉社 全訳精解 大同類聚方(だいどうるいじゅほう) 全5巻セット

愛媛県(宅配買取)　買取価格 2000円

 

 

大同3年(西暦808年)に作られたとされる日本最古の医学書です。

現存では医心方の方が最古なのですが、年代はこちらの方が古いとされています。

 

この時期は中国から漢方がもたらされ、日本固有の医学が時代遅れとして軽んじられる風潮が有ったそうです。

桓武天皇の勅命により西暦806年頃から編纂が開始、その後平城天皇に上奏されたと伝わっています。

 

内容は江戸時代に偽書論争が有り、諸国の豪族に出した医方を差し出せという通達が発見出来ない事から、現代ではいつの間にか偽書として流通していたという説が定説です。

ただ、古くから伝わっている物なので、それだけで価値があり、内容を研究する人や学びたい方は今でも多数おられます。

 

今回は全5巻の最終版とも言える全訳精解 大同類聚方が入荷しました。

こちらは古典医学研究家の槇佐知子氏が7年をかけて現代語訳したもので、その功績により菊池寛賞とエイボン功績賞を受賞しています。

 

ハシビロ屋では古典医学、和方、漢方などの医学書の買取に力を入れています。

温故知新との言葉がありますが、西洋医学全盛の現代でも、過去の天才が残した叡智を求めている人は多数おられます。

鍼灸院、漢方薬局などで使われていた専門的な物や、100年以上前の古典籍も大歓迎です。

古いから、汚いからといって捨てられる事も多いのですが、その前に価値のわかる当店にお問い合わせください。

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