たまたま雨の日でしたので、朝にご連絡頂き、昼にお伺いしてきました。

雨の日と当日出張買取に何の関連が？と思われるかもしれません。
説明しますと、出張買取については、雨の日は遠慮される可能性が高いので、予定が空いている可能性が高いのです。

 

確かに、何かを運び出す際に雨は困りものですが、無理という訳ではありません。
ご依頼頂いた場合、大体は何とかしております。
無理な時（例 土砂降りなど）も有りますが、あまり気にせずご依頼頂ければと思います。

 

さて、今回の商品は代々土地に住んでこられた方の蔵書です。
美術全集、デザイン書、郷土史、歴史、郷土玩具などの専門書や学術書が多数有りました。

この辺りの物は、ご自身で使うために買われたのか、付き合いで買われたのかによって、随分質が異なります。

 

1970～80年代にかけて、全集や百科事典を売り歩く営業さんが多数おられました。
世の中の景気の良さも有り、書斎に立派な本を並べるのが流行した時期です。

 

営業さんに言われるがままに買った、立派な全集や百科事典の現在価格はと申しますと・・・・
数十万円で買った物が、1000円ですら売れないといった有り様です。

なんちゃら日本の美術全集とか、ナントカ大百科みたいな、営業さんが売りさばいていた物は、もう今の時代では価値がないのです。

 

他方、買い求めた本人が、趣味や仕事や勉強に使った深い専門書には、価値がある物が多数ございます。
特に美術、歴史、哲学、東洋医学のような、時が流れても内容が変わらないジャンルについては、価値が残りやすい傾向が有ります。

 

今回の物については、ご自身が必要であったから買い求めた物で、教職をされていた方の持ち物だそうです。
数十年かけて集めた物なので、良い所だけという訳では有りませんが、筋のしっかり通った良品が多数有りました。
このような蔵書を見ると、古本屋として心が安らぎます。

 

お客様のご要望で、お値段がつかない物も全て持ち帰って欲しいとの事でしたので、持ち帰らせて頂きました。
当店は少量でしたら、お値段がつかない物も持ち帰らせて頂いております。
ご希望の場合はお申し付け下さい。

 

お値段をご提示して、承諾を頂き、買取成立です。どうもありがとうございました。

蔵書の一括整理もお任せ下さい。
価値のある物を見分けられるプロが、お伺いして査定させて頂きます。

 

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