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2016年09月25日 | 更新日:2018年01月05日

映画 聲の形を見たので感想書くよ。

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前半はネタバレは無しの方向で書きます。

 

高松市では上映していないので、イオンシネマ綾川まで行きました。

減量中なので、自転車漕いで片道17キロです。ママチャリなので小一時間かかりました。

そして、往復34キロ走行した翌日・・・体重は全く変わらず・・・・。

絶望した!有酸素運動に絶望した!!!

 

まぁ減量はさておき。

 

原作は未読でしたが、内容を理解するのに特に問題はありませんでした。

西宮硝子ちゃんが、どうみても境界の彼方の栗山未来ちゃんにしか見えないのは、安定の京アニキャラデザクオリティでしたね。

でも、京アニキャラデザ班って、特に劇場版ではすっごい細かい所までキャラ作りするので、動きや細かな仕草は、本物の人間かと思うほど作りこまれてたりします。

髪を触る、首を傾げる、喋る時の表情など。サブキャラまで使い回しほぼ無しで作ってるの、凄くないですか?

 

まぁよくわからない人は、動きにアニメ特有の不自然さがあまり無いと思って頂ければOKです。

 

 

ちなみに聲の形ですが、予告PVを見た感じでは、普通のラブストーリーだと思ったんですよ・・・。

(繰り返しになりますが、僕は原作読んでいません)

 

 

 

映画のクライマックスでaikoの歌が流れて、ヒロインとチューでもして終わりかなみたいな。

このPV見たら誰でもそう思うじゃないですか?でも違うんですよ。

 

僕も映画見て不意打ち食らって、帰ってきてからAmazonで原作のレビュー見て、なるほどねと思いました。

気になる方は、下の画像リンクよりレビューをご覧下さい。

ちなみに、電子書籍版が1巻まるごと無料公開中です。

 

この先はネタバレするので、見たい人だけ見て下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではネタバレ込みの感想を。

「人間誰しもロクなもんじゃない、でも生きていかなきゃね」という話だと感じました。

登場人物はみんなどこか卑怯で、自分がかわいくて、周りが気になって、少し縮こまって生きている人ばかり。

 

主人公2人の性格

 

主人公の石田将也は、小学生時代にガキ大将からいじめられっ子に転落。

中学、高校と進学しても、周りに溶け込む事が出来ずに過ごしている。

 

もう一人の主人公の西宮硝子は、耳が聞こえないハンデキャップが有り、周囲に異様に迎合して、何をされてもごめんなさいと謝る卑屈な性格。

 

でも、二人とも悪い奴じゃない

 

石田君は、小学生時代に西宮さんをイジメてしまった後悔から、ずっと手話を習い続けていた。

西宮さんに謝りたい、償いをしたいという一心で独学を続け、高校生で再開した時には拙いながらも手話で会話する事が出来るようになっていた。

贖罪意識と、自分のした事のどうしようもなさから、内側に向いてしまった男の子。

もしも、もう少し早く西宮さんと友達になれていたなら、彼はどんな人間に育っただろう?と想像せずにはいられない。

 

西宮さんは、自分をイジメた石田君が標的になった後も、彼と仲良くなりたいと言い続けた。

クラスメートが石田君の机にラクガキをした時に、一生懸命消そうとしていた。

小学生時代の彼女に本当の友達が居たら、心を許せる親友が居たなら、彼女の優しさは強さとなって、全く違う西宮硝子になっていたかもしれない。

自分の中にある優しさと強さを育てるには、彼女はあまりに幼く、石田くんと再開するまでの5年はあまりに長すぎた。

 

それでも人は生きていく

 

噛み合わない出会いと別れ、それぞれが過ごした5年間。

取り返しはつかないけれど、それでも人は生きていく。

小学生時代の同級生も少しずつ集まり、上手く行くかと思えた。

しかし・・・

 

再び訪れる苦難

 

みんなが少しずつ見ない事にしていた過去は、見ないだけでは許してくれなかった。

ふとした諍いからバラバラになる仲間たち。残されたのは石田くんと西宮さんのみ。

何かを埋めるように、毎日二人で遊びに行き、西宮さんに対する償いをしようとする石田くん。

 

楽しい、と何度も繰り返す石田くん。

楽しいと言う言葉が、実体を持つ前に空に消えていく。

そして西宮さんは、自分のせいで不幸にしてしまったと思い悩んで、悲しい決断をしてしまう。

 

花火大会の夜に

 

西宮家+石田くんで見に来た花火大会。お母さんと妹が気を利かせて席を外してくれる。

しばらく見た後、西宮さんが勉強したいから帰ると言い出した。

どうしてだろう?と疑問に思うも、引き止める理由もなく「そっか」と頷く。

手話で「またね」と言う石田くん、いつもならニッコリ微笑んで返してくれる西宮さんは、何故か返してくれなかった。

 

あれ・・・どうしたんだろう・・?

この場面を見ている僕は、石田くんとほぼ同じ気持ちだったと思います。

どこか不安を感じながら、西宮さんの後ろ姿を見送った。その後・・・

 

西宮さんは思い悩んだ挙句、自ら命を断つ事を決意する。

間一髪で西宮さんは助かったけど、かわりに石田くんが大怪我をする事に。

 

それでも、やっぱり人は生きていく

 

事故の後、石田くんが目覚める。

二人は何かに惹かれ合うように、鯉にエサをやっていた橋の上に集う。

再会が信じられず、石田くんの胸を指で突く西宮さん。幽霊じゃない、本物の彼だ。

 

今までの事を謝る石田くん。昔の事、再会してから自分の都合ばかり押し付けていた事。

ごめんと言葉にして、今まで伝えられなかった思いを率直に綴っていく。

そして石田くんは言う。君に生きるのを手伝ってほしい。

 

ここで、硝子ちゃんは生きていく事を決意する。

これほどまでに、彼女が欲しかった言葉が有るだろうか?

将也くんが自分を率直に語ることで出て来た、心からの一言。

言葉だけではない、今までの積み重ねと、これからの決意と、新たに踏み出す一歩の誓い。

 

そして彼女は初めて自分から動く。私が壊してしまったものを取り戻したい、と。

そして彼は決意する、前を向いて歩こうと。

 

 

エンディングは学園祭で。

前を向いて歩けない将也くんを、硝子ちゃんが手を引いて歩いて行く。

そして、意を決して顔を上げたその時、周囲の音が聞こえて人の顔が見えるようになる。

今まで顔に☓がついていたクラスメートが見えるようになり、内にこもって聞こえなかった周囲の音が、ようやく聞こえるようになる。

 

そして、生まれ変わった将也くんは涙を流す。

今まで自分を殺して生きてきた彼は、ようやく世界と繋がり、一人の人間として生きていく事を決意する。

 

たぶん、決意したとしても、人はすぐには変われない。

将也くんは相変わらずうつむきがちで強くは言えず、硝子ちゃんも愛想笑いが無くなる事は無いと思う。

でも、決意は長い道のりの始まり。始まっていなかった今までとは違う。

二人で、仲間と一緒に、世界と向き合う。この映画の終わりは、彼らの始まりでもあります。

この先の彼ら、彼女らに幸あらんことを。

 

そして感想

 

最初に思っていた内容ではありませんでしたが、とても良い映画でした。

今年の夏は当たり映画が多くてうれしいですね。

 

ただし、かなりヘビーな内容なので、可愛いキャラクターがキャッキャウフフするのを期待すると酷い目にあいます。

あと、聴覚障害者を扱う映画なのに、全ての上映に字幕が無いのはおかしいという意見がありますが、僕としては硝子ちゃんの不明瞭な発声や、手話の知識が無ければわからない手話のみの会話シーンも含めての演出に満足しています。

 

もしも、硝子ちゃんの発声と手話に全て字幕がついたとしたら、少なくとも僕は評価を下げていると思います。

監督が音によっても、Shape of Voiceを表現しようとしていた事を、僕は評価します。

 

色々な感想を見ると、原作7巻を2時間に収めているので、切る所はズバっと切っているそうです。

詳しくは原作を読んでのお楽しみという事ですかね。

機を見て読んでみようと思います。

 

では、3000字ほどの感想にお付き合い頂きありがとうございました。

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